気がつけばもうすぐ節分、そして立春の季節ですね。暦の上では春の始まりと言われていますが、まだまだ寒い日も多く、「本当に春なのかな?」と少し疑ってしまう時期でもあります。それでも、この節目の言葉には不思議と気持ちを切り替える力があります。節分といえば豆まき。「鬼は外、福は内」という掛け声とともに、邪気を払い新しい一年の幸せを願う、日本ならではの大切な行事です。
実はこの節分の考え方、住まいにも少し似ているところがあります。お家にも、目に見えない“鬼”が潜んでいることがあるからです。たとえば外壁の小さなひび割れ、屋根の色あせ、雨樋のゆがみ、コーキングの劣化など。「まだ大丈夫だろう」と思って見過ごしてしまいがちな小さなサインたち。これらはすぐに大きな問題になるわけではありませんが、気づかないうちにじわじわと広がり、気づいた時には修繕費が大きくなってしまうこともあります。いわば“静かに育つ鬼”のような存在です。
豆まきで鬼を追い払うように、住まいも定期的にチェックしてあげることで、大きなトラブルを未然に防ぐことができます。リフォームや外壁塗装というと、「大がかりで大変そう」「まだ先でいいかな」と感じる方も多いかもしれません。しかし実際には、小さな補修や部分的な塗り直しだけで見た目も耐久性もぐっと良くなるケースがたくさんあります。特に外壁や屋根は、毎日雨や風、紫外線にさらされながら家族の暮らしを守ってくれている場所。普段はあまり意識しませんが、実はとても頑張ってくれている存在です。
そして節分の次の日にやってくる立春は、新しい季節のスタートを意味します。新しい手帳を使い始めたり、部屋の模様替えをしたり、何かを始めたくなるタイミングでもありますよね。同じように、お住まいにも少しだけ目を向けてあげると、「こんなところ色あせてたんだ」「ここ少し直したらもっと気持ちよくなるかも」と新しい発見があるかもしれません。大きな変化でなくても、小さな手入れが日々の安心感につながっていきます。
「福は内」と願う気持ちは、暮らしを整えることにもつながっています。玄関まわりがきれいだと帰宅が少し楽しみになったり、外壁の色が整うと家全体が明るく見えたり、そんな小さな変化が気持ちに与える影響は意外と大きいものです。住まいは単なる建物ではなく、毎日の生活の舞台であり、家族の思い出が積み重なっていく場所。だからこそ、ほんの少し手をかけてあげるだけで、空気が変わったように感じることがあります。
今年の節分は、豆まきと一緒にお家の“鬼チェック”をしてみるのも面白いかもしれません。そして立春には、「今年はここを少しきれいにしてみようかな」と前向きな気持ちで住まいを見直してみる。そんな小さなきっかけが、これからの一年をより快適にしてくれるはずです。
「鬼は外、福は内」、そして「傷みは外、安心は内」。住まいにも春を呼び込んで、気持ちの良い新しい季節を迎えてみませんか。